「在宅勤務の時に残業するのは、チェックできないからダメ」という上司
コロナ禍の中、いかがお過ごしでしょうか?
私はというと、昨年の緊急事態宣言から2021年に入っても何も変わらず会社に行っています。
週に何回かリモートワークをやっているという方もいらっしゃるかもしれませんが、私はまだ一度も在宅勤務をしたことがありません。
では、在宅勤務ができない仕事かというと全くそんなことはなく、一日中机に座っている仕事なので、一番在宅勤務が向いている仕事かもしれません。
都会の大企業で勤務されている方は驚くかもしれませんが、これが地方の中小企業の現実です。
ではなぜ、会社は在宅勤務を始めないのでしょうか?
設備やセキュリティに問題があるから?
実はその辺はしっかりしていて、すぐにでも在宅勤務をする設備は整っています。
テレワークをしない理由は、「生産性が落ちるから」という理由だそうです。
やってもいないのに、在宅勤務=生産性低下という結論を出す会社もスゴイと思うのですが、今回は表題の通りの理由で在宅勤務時の残業を禁止した上司の話です。
リモート勤務やってないんでしょ!?という話ですが、社員の中には身内が濃厚接触者になったとか、本人が体調が悪いといった状況になっている者もいます。
そんな社員は、急遽在宅ワークをして、状況を見るという措置が取られています(ちゃんと在宅勤務はできている)。
ある時、在宅勤務をしている若手社員から、某職種の上司に電話がありました。
若手「今やっている仕事ですが、押しているので残業させてください。」
若手社員は在宅で仕事をこなしており、どうやら納期が押しているようで残業をしたいようです。
えらい!偉すぎる!!
その若手に対し、某上司は…
某上司「そうか…でも、在宅勤務しているとちゃんと仕事をしているかチェックできないから、残業は認められないよ。」
………………………………………………おーい!!
令和も3年目ですが、いまだにこんな上司がいるんですよ。田舎には。
その若手が、いかにも仕事をさぼりそうなやつなら百歩譲ってわかるのですが、彼は若手のエースでめちゃ仕事ができるやつなのです。
おそらく、昼間もさぼらずちゃんと仕事しているのに終わらなくて、残業をお願いしている素晴らしいやつなのです。
仕事の成果といえばしっかり残しているし、さぼって残業なんてつけるはずがないのです。
そんな若手に上の一言。
「あなたは机に向かっているのを見ないと、成果を確認できないんですか~~~~!!!!」
自分も大概昭和人間ですが、これにはかなり驚いた。
机に向かっている=仕事しているわけじゃないのって、誰しもがわかることと思います。
自分なんか、机に向かって仕事しているけど、ちゃんとやっているのは半分くらいだよ!
こりゃあ、当分在宅勤務は始まらないなあ…って思ったのでした。