アン・タブチのブログ

色々と現状を変えたいと思っているひとです

そろそろ全社員に同じ労働時間を求める「昭和な会社」はなくなってほしい

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いまだに、「社員は同じ時間働くのが当然!」という会社が多くてうんざりする。老若男女問わず同じ時間働くのが合理的ではないと思うのだけれども、そうするのが一番という経営者が多いのは不思議でならないのですが。

 

男女を問わず、人生にはいろんなステージがある。例えば、新卒入社した数年は”仕事を必死で覚えるとき”。このときは、多少の残業は仕方がないだろう。即戦力で稼げる有能な人はさておき、普通の新人は稼ぐことができないので、一生懸命に仕事をするしかない。

 

そんな時は、多少の残業は必要だと思う。もちろん相応の残業代が支払われるのは当然だけれども、ある程度のハードワークは成長に欠かせないと思う。

 

そして、仕事を覚えてくると「仕事が楽しくてたまらないステージ」か「仕事がつまらなくなってくるステージ」がやってくるような気がするが、それでもブラックまでいかないくらいの勤務時間でもいいのではないかと思う。

 

その大きな理由が独身だから。そして親が元気だから。そういった状況が多いステージなので、ある程度仕事に没頭しても問題ないと思う。

 

しかし、人生のステージが、「結婚」や「子育て」。もしくは「介護」に移ると状況は一気に変わってくる。自分の努力や要領だけではどうしてもまわらなくなってくる。

 

子どもが小さいうちは、家事もやらなければいけないし、運動会や行事に参加しなければならない。また、子どもと晩御飯を食べたいと思うのが普通だろう。パートナーが仕事をしていればなおさらだ。

 

自分の両親が介護が必要になってくれば、早く帰らなければいけなかったり、休みを取らなければいけないかもしれない。

 

「仕事が一番で、そんなことはする必要がない!」という人もいるだろうが、できる限りやりたいという人は多いのではないだろうか(多いと思いたいのですがどうなんでしょう?)。

 

会社にはそんな様々なステージに立っている従業員がいるわけですよね。そんな従業員が同じ時間に会社に来て、同じような時間に退社するっておかしいって思うんですよ。どう考えても不条理でしょう?

 

なのに、それが当然っていう会社がいまだに多いってことが不思議でならないんですよね。

 

そんな会社、「何その昭和な会社!(笑)」ってバカにされるような存在だと思っているのですが、どうなんでしょう?

 

確かに、早く帰る社員と遅く帰る社員がいれば、管理が難しかったり、不平等感を感じるということもあるかもしれません。でも、普通に勤怠を管理していればその辺はきちんと管理でき、それほど労力もかからないと思うし、賃金や賞与で差をつければ不平等感は減るのではと思うのです。

 

そんなデメリットよりも、「優秀な人材を獲得できるかもしれない!」っていうメリットのほうがずっと大きくて、面白いと思うのですが。もしかすると、そんな昭和な会社で働きずらさを感じている優秀な即戦力人材をゲットできるかもしれないんですよ。

 

そんなメリットを考えると、色々な勤務体系を受け入れるのは、採用が困難な中小企業がやるべきなんですよね。でも、こういった多様性を受け入れる制度は大企業のほうが充実しているという。もったいない。

 

 

 

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