アン・タブチのブログ

色々と現状を変えたいと思っているひとです

「楽な仕事を選びたい」と思う人が見逃しがちなポイント

 

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残業が少ない=楽な仕事?

以前、残業について書いた。

antab.hatenablog.com

 

 

 

残業の多さというのは、新卒の学生さんや転職を目指す中途も気になるところだろう。残業代の出る会社がホワイト企業とは限らないが、残業が多すぎる会社がホワイト企業である可能性はかなり低い。残業が少なくて給料がそこそこの会社がいいという人が多いのではないだろうか。

 

転職を目指す人の中には、超絶マターリ企業でのんびり定年まで働きたいと思う人もいるだろう。仕事はあくまで仕事で、オフの趣味や家族との時間が生きがいという人もいるだろう。

 

そういう人は、転職先を検討するときに、「年間休日日数」や「勤務時間」、「残業の有無」にとらわれがちだ。オフをしっかりとるためには、そういった要素が重要なのは間違いない。

 

しかし、本当にマターリやれるかどうかは、それだけでは決まらない。勤務時間の短さと、マターリはイコールではないということを覚えておかなければならない。

 

楽な仕事の条件とは?

転職を数度してきた自分が気づいた点だが、マターリ仕事をできるかというのは、勤務時間で決まるものではない。

 

楽に仕事するための一番の条件は、「主導権をもって仕事ができるか」によると思う。

 

仕事における「主導権」とはなにか。それは、「時間」「権限」「顧客」の3つに対して”自分が主導権をとれるか”ということだ。

 

時間の主導権

例えば「時間」について。納期に追われるような仕事は、マターリできない。

 

顧客にプレッシャーをかけられるような仕事は、マターリできない。

上司にプレッシャーをかけられるような仕事は、マターリできない。

 

主導権を持たない仕事というのは、たとえ年間休日120日以上で残業0時間でも、マターリできずにストレスを抱えることになる。

 

逆に、年間休日100日程度で月の残業時間が30時間でも、主導権を握って仕事をしていれば意外にストレスはたまらないのである。

 

判断において権限があるか

例えば、体調が悪い時や用事があるときに早く帰ることができ、自分の体調がよく他に用事がない時はがっつり残業する。ということを自分で決定できるのか。

 

上の「時間の主導権」にも関係するが、今日何をするかを決めることができれば、格段にストレスは減る。

 

また、重要事項を決定するときに、自分で決められるか、上司の意見に従わなければいけないのか、納期などの他の要素によって決められるのかによって、マターリ度合いは変わってくる。

 

たとえ、自分の判断によって仕事がうまくいかず時間がかかったとしても、自己責任なのだからそれほどストレスはたまらない。

 

逆に、上司の意見に従って決めと事項によって仕事がうまくいかなかった場合のストレスはものすごいものがある。


顧客に対して主導権を握れるか

どんな仕事でも「お客様」がいると思うが、お客様に対して主導権を握れるかでマターリ度合いは変わってくる。

 

嫌なお客に進捗を逐一チェックされネチネチやられるようでは、たとえ残業時間が少なかったとしてもストレスはたまるだろう。

 

まあ大体の場合、そのような環境では残業時間は少ないということはなく、サービス残業を強いられる環境の場合がほとんどだと思う。

 

逆に、多少残業が多かったとしても、お客様にいつも感謝されるようであれば、ストレスはたまりにくい。

 


楽な仕事・マターリな仕事とは?

就職活動を控えた学生や、転職先を探している社会人は、ついつい求人票に掲載されている「年間休日日数」や「勤務時間」、「残業の有無」をみて、「楽でそこそこもらえる仕事」を探しているかもしれない。

 

でも、「年間休日日数が125日で勤務時間は9時17時、残業はほとんどありません」という企業でも、上司や顧客に逐一進捗をチェックされ、常に上司の判断に従わなければならず、お客からディスカウントや乗り換えをチラつかされる仕事であれば、決してマターリではないのである。

 

本当にマターリな仕事とは何か?を考えて会社を選ばないと、飛んだ痛い目に合うかもしれない。