アン・タブチのブログ

色々と現状を変えたいと思っているひとです

くそみたいな会社で無駄な時間を過ごしたと思っていたけど、そうでもなかった

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1・2年前に新しい会社に転職してからというもの、忙しいけれどそれなりに楽しく仕事をしている。忙しくても給料がそこそこでも、仕事が楽しけみればストレスは激減するっていうことを実感している。

 

前職の会社は、ホントくそみたいな会社だった…と思っていたけど、思い返してみるとそうでもなくて、単に自分との相性が悪かっただけのように感じる。あの会社にはあの会社の文化とやり方があって、自分はそれを受け入れられずに馴染めなかっただけだ。会社だけが悪いわけでもないし、自分だけが悪いわけでもない。

 

どんな点が馴染めなかったかというと、官僚的なやり方がどうしても受け入れられなかった。ある方針を決めるときに、上に伺いを立てる前に徹底的に下の者が下調べをして、準備しつくしてから…というのが鉄板のやり方。上と話し合いながら、方針決めをするというやり方は皆無だった。

 

自分は今まで、基本的には小さな会社で働いてきたため、そんな回りくどいやり方が納得いかなかった。様々な選択肢を検討しつくさなければならないのだけれども、上にヒアリングをすればある程度絞り込めるのではないかと思うことが多々あった。でも、そんなやり方は上は認めてくれず、徹底的に調べつくした報告を良しとした。

 

そんなやり方だが、大企業ではよくある話だと思うし、一概に問題があるとはいえない。確かに上の人の時間は貴重だし、ヒアリングの手間をかけないという配慮は必要だ。

 

でも、自分のやり方はそうではなく、「一緒に考えればもっと効率よく仕事を進められるのにな~」と常々思っていた。そんなことを考えながら仕事をしていると、モチベーションは下がってくるし、やる気はみるみると落ちていった。 

 

大企業的なやり方に納得いかなかったのは、それをやっていた前職の会社が「大企業ではなかった」という要因も大きい。「中小企業のくせになに大企業ぶってんだよ!」という気持ちもあった。

 

そんなこんなで、会社になじめない自分は転職して、今の会社に入った。つくづく大企業(ぽい会社)は性に合わないと思って、中小規模の歴史の浅いに会あん社に決めた。

 

現在は、自分でまず最初のプランを立てると、すぐに決裁者と相談して、ブラッシュアップしていきながら決定していくという、自分が理想としていたやり方が実現できている。無駄な調べ物の時間も減って、効率よく仕事ができていることを感じる。意思決定の速さというのは中小企業の強みでもあるわけで、そうした仕事の仕方のほうが絶対いいと思うのですが、どうなんでしょうか?

 

で、ここでタイトルの、「くそみたいな会社で無駄な時間を過ごしたと思っていたけど、そうでもなかった」という話。

 

現在、前職での経験がすごく役に立っています。できるだけ短時間で様々なパターンを分析するという仕事の仕方は多面的に物事をとらえる訓練となっていたようで。今ではすべてを調べるということはないのですが、最初にプランを立てるときにとても役に立っているといわざるをえません。

 

また、会社の中でどのように根回しをして、準備をするかっていう泥臭い方法もとても役に立っています。今はそこまでやる必要はなくなっているのだけれども、ここぞってときにそれをやると効果てきめん!面白いように会社内で決済がうまくいくのです(笑)

 

前の仕事をしているときは、「ホントなんでこんな会社入っちまったんだろう」って思っていたのですが、無駄な仕事ってあんまりなくて、やっていたらいいこともあるなと思った次第です。

 

 

 

人生に無駄な経験などひとつもない―「難有り」を「有難い」に変える「志」の力

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