残業手当はなくしたほうがいい…ただしサービス残業がないことが前提
残業手当に関するカルビーの松本会長の記事を読みました。
カルビーという大企業の会長がこういった考え方を周知してくれるのはありがたいです。
ベンチャーIT企業社長がいうよりも、効果がありそうです。
残業手当がある企業がホワイト企業とは限らないというのは以前書いた通り。
確かにオフィスワークで残業ってとても快適なわけです。
- 自宅で妻に家事や子育てをしろと言われるわけでもない。
- 自宅よりもエアコンがきいた部屋で快適。
- 仕事帰りに寄り道をして帰ってもバレない…フラリーマン化。
- 定時に終わる仕事をのんびりやって残業すれば会社からも家庭からも評価される。
会社側も、社員が全員で定時で帰って人を増やすよりも、残業させたほうが低コストと考えているわけです。
…まあ実際、低コストはどうかはわかりませんが。
松本会長の意見の通り、残業代をなくして成果主義にして、在宅勤務を増やせばいいというのは大賛成です。
ただし、大前提として「強制サービス残業がない」ことが重要です。
カルビーのような大企業はそんなことないのでしょうが、地方の中小企業では強制的にサービス残業をさせるということがまかり通っています。
働き方改革が叫ばれる今でも、対外的な残業時間は減っているように見せて、実はサービス残業させているっていうことも多々あるようです。
そうなると、残業代なし成果主義、在宅勤務というスキームは、労働者にとってデメリットでしかなくなってしまいます。
…まあ、そんな企業はさっさと辞めるのが吉なのですが、そうもいかないという人もいるはずです。
結局のところ、サビ残をゼロにするというのは不可能に近いと思うので、松本会長のいう残業代をなくすというプランは難しいのではないかと思います。
代替案をここでかけるといいのですが、書けません。
どうすればいいのでしょうか…
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