作業服は臭いのか
先日、友人と飲んで話した興味深い話題。「作業服は臭いのか?」。
その友人は1年前に転職していて、転職後は初めて会った。転職は成功だったようで、転職前に死んだ魚の目をしていた友人はすっかり元気になっていて、安心した。
目の色も変わっていたが、肌の色も変わっていた。久しぶりに会った友人はすっかり日に焼けていたのだ。その友人は新卒後、長らくホワイトカラーの仕事をしていたが、この度の転職でブルーカラーの仕事にジョブチェンジ。年収も上がって、仕事にもやりがいがあるよう。日に焼けているせいもあるが、すっかり顔色が良くなっているように思えた。
飲んだその日も職場から来たので、「作業服」で飲み屋にやってきた。スーツの印象が強かっただけに、新鮮に映った。
そんな彼と飲みながら話した話題が「作業服は臭いのか?」という話題。
友人は電車で通勤しているのだが、今回の転職で作業服を着て電車に乗るようになったそうだ。その際、以前スーツで通勤していた時よりも、自分の横の席が空いていることが多くなったことに気づいたらしい。
つまり、「スーツで乗っていた時は隣にだれか座ることが多かったのに、作業服になっただけで明らかに人が隣に座るのを避けているのではないか?」というわけだ。
服装は変われど同じ人間なわけだから、友人に問題があって避けられるようになったわけでもない。
「汗だらだらかいているんじゃないの?」
と聞いてみると、作業服は半そでなのでむしろスーツの時のほうが汗だくだったとのこと。友人曰く「隣に座るのを避けられるようになったのは、絶対作業服を着ているからだ。」とのこと。
「で、実際どうなの?くさいの?」
と聞いてみると、意外な答え。
「いや、絶対スーツより臭くない。だってスーツは毎日洗えなかったけど、作業服は毎日洗っているもん。」
なるほど。確かにスーツは毎日洗えない。その点、替えがあって気軽に洗濯機で洗える作業服は清潔でにおいがしないといえる。
「ほんとみんな作業服=くさいってひどいよな~」
と友人は冗談ぽく笑っていた。
自分はどうだろう?と振り返ってみると、たしかに「作業服=汚れている」という印象があったかもしれない。だって、スーツは汚れちゃまずい服だけど、作業服って汚れても大丈夫なための服だよね(違う?)。
だけど、よくよく考えてみると、汗という観点では作業服よりスーツのほうが汚れていて臭そう。ウォッシャブルスーツっていうのがあるけど、毎日洗っている人って稀だよね。
…というわけで、勝手な偏見はよくないなーというお話でした。
- 作者: イヴォン・シュイナード,ヴィンセント・スタンリー,井口耕二
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2012/12/07
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログ (3件) を見る