便所飯の何が悪いの?皆さんは便所飯したことがありますか?
みなさん便所飯したことがありますか?
私はしたことがあります!!
若かりし10代のころのことです。
久々にそのころのことを思い出したので、記事にしてみました。
便所飯とは?
まず便所飯について説明します。
便所飯というのは便所でご飯を食べる行為のことをいいます。
「なんでわざわざ、臭い便所で飯を食うのさ?」
と思った方は、これまで人間関係で苦労されることなく生きてきた方ですね。
ある人によっては、
便所で飯を食う>普通に飯を食う
という状況があるのです。
たとえば、
- 学校の教室で友達がいなくて、一人ぼっちでご飯を食べるのがいや。
- 職場で孤立していて、一人ぼっちでご飯を食べるのがいや。
そんな人にとっては、トイレは個室であり落ち着いてご飯を食べられるところなのです。
トイレの個室でご飯を食べるという行為をしたことがある人は、それなりの数いるはずです。
便所飯した理由
私が便所飯した理由は…今となってはおぼろげにしか覚えていないのですが、やはり友人関係だったと思います。
クラス替えで友人がいなくて孤立してしまったことがあります。本当にそのときの1年(か2年)は最悪でした。
黒歴史ですよ。まったく。
そんな状況に限って、昼ごはんは自由に席を選んでたべることになっていました。
みんなでグループになっているのに、自分だけボッチなわけですよ。
ただ幸いなことに、そのころは給食じゃなくてお弁当だったのです。
給食の場合、教室内で食べなければいけませんが、弁当の場合うまくごまかすことができました。
そうです。弁当でこっそり食べればよかったのです。
そうして私は、弁当をトイレで食べるようになりました。
そのときの気持ち
便所で飯を食っているときの気持ちは複雑でしたね。
まず、“すごく落ち着く気持ち”。
そのころから若干の対人恐怖症を抱えていた自分は、トイレの個室が本当に落ち着きました。
今思うと、学校での集団生活がストレスだったのだと思います。
そしてもうひとつは、“すごく申し訳ない気持ち”でした。
上述したとおり、そのころは家からお弁当を持参していました。
その弁当は、母親が作ってくれたものです。
その弁当をトイレで食べながら思ったものでした。
「母さんは、自分の息子が便所で弁当を食っているなんて、思いもしないんだろうなあ。」と。
そう思うと、便所飯がすごく情けなくて、悪いことをしているような罪悪感が襲ってきたのです。
そんな複雑な気持ちで、トイレで人知れず涙を流したこともありました。
若かった
社会人のように外出して昼ごはんを食べるような状況であれば、ぼっちを気にする必要がありません。
しかし、そのころは中学生で弁当で、逃れるすべはありませんでした。
今となっては、ひとりで食べる「ぼっち飯」が恥ずかしいとも思いません。
むしろいまやぼっち飯がほとんどです。
でもそのころは、本当にひとりぼっちのご飯が嫌でした。
周りは大して何も思っていなかったんだろうと思いますが、
「あいつ一人で飯食ってるぜ。さみしー」
って思われるのが嫌で嫌でたまらなかったのです。
若かったなって思います。
便所で飯を食えばいいさ
たぶん今も、日本のどこかで便所で飯を食っている人がいるかもしれません。
そんな人に言いたいのは、
「便所で飯を食えばいいさ」ということです。
いろんな理由があって便所にこもってご飯を食べているんだと思います。
それはそれでいいんじゃないかと思います。
- 食べる前にちゃんと手を洗って衛生面に気をつける。
- ほかの人の迷惑にならないように、長時間の占有を避ける。
これさえ守って他人に迷惑をかけなければ、便所で飯を食ったっていいじゃないですか。
そして、便所飯をしている自分を、卑下したりしないでほしい。
人よりちょっとだけ感受性が強くて、傷つきやすい自分を認めてあげてください。
「そういや一時期便所で飯食っていたな自分(笑)。」
というように、いつか便所飯をしていた自分を笑える日がやってきますよ^^
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