勤務時間・勤務日数が選べるという制度、よくないですか?
仕事に集中できるタイミング
仕事に集中できるタイミングってありますよね。1日でも1年でも10年単位でも…それぞれ人によってあると思うのですよ。
1日という単位でみたときには、「朝のほうが頭が冴えて集中できる!」って人もいれば、「夜のほうが静かで集中できる!」って人もいます。だから、人によって“集中して働きたい時間”も変わってきますよね。
フレックスタイム
それに対応しているのが、『フレックスタイム』という制度です。コアタイムと呼ばれる時間に出勤し、合計勤務時間が規定に達していればよいという制度です。
たとえば、コアタイムが10時~14時で勤務時間が8時間だとすると、6時~14時勤務でもいいし、10時~18時勤務でもいいということです。※休憩時間は無視しました
1日という単位で見れば、『フレックスタイム』を活用すれば、働く時間を選択できるというわけです。
でも、1年・10年単位でみると、自由に働く時間を選択するという制度が少なくなってくるのですよねえ…
1年単位
1年単位で働く時間を自由に選択できると憂い制度は、あまりないような気がします。
例えば、趣味がスノボで、冬はできるだけ勤務時間を短くしたいし・勤務日数も減らしたいと思っている会社員がいるとします。
冬の勤務時間は6時間で、月の勤務日数が15日。逆に夏は勤務時間を10時間にして、月の勤務日数を25日にするということが出来るのであれば、その会社員は嬉しいんじゃないかなと思うわけです。
もしかすると、やる気が出るかもしれないし・会社への忠誠心が高くなって会社を辞めにくくなるかもしれない。
10年単位
では、10年単位ではどのようなときに働く時間を選択する機会があるでしょうか。
例えば、
- 入社したてのころは慣れるために週5日・8時間勤務
- 脂が乗ってきた3年目からは週6日・10時間勤務
- 結婚して子どもが生まれたので週4日・6時間勤務
- 子どもが大きくなってきたから週5日・8時間勤務に戻す
- 最後は定年間近でスピードを落としたいので週3日・4時間勤務
というのはどうでしょう?人生設計が立てやすくなるし、嬉しいと思いませんか?
意外にこういう制度ってないんですよねえ…
もちろん、会社には繁忙期があり、社員が各個人で好き勝手に勤務時間を決めると、会社としては困ることも多いかもしれない。
でも、うまく管理して実現すれば、社員としては長く働ける会社だと思うだろうし、定着率が上がると思います。メリットも多いのではないでしょうか。
ちなみに、この制度をつかって勤務時間・日数を減らした場合は、もちろん給与も減る仕組み。逆に増えた場合は給与が上がります。そうじゃないと不公平になっちゃいますからね。
あと懸念されるのは、勤務日数と時間を管理するオペレーションの増大ですが、これは最初からそれに適したITシステム用意すればいいかと思います。
産休・育休との併用
よく、産休・育休を取ると、他の社員から「不公平」という声が上がるということがあります。
確かに、子どもを産んだからという理由だけで、特定の社員が優遇されるのでは、独身者や子どもを持たない既婚者から不満があがるのは当然だと思います。
だから、このような制度で『全員が一時的に勤務時間を減らせる』という仕組みがあればいいと思います。
どうでしょう?
このような制度がどの会社でもできるとは思わないけど、できそうな会社もあると思う。所謂、「採用労働制」を用いている会社は、工夫と管理するシステムさえあれば出来るのではないかと思う。
経営者としては社員の労働力を計算しにくくなるかもしれないけれど、メリットもあると思うのです。とくに社員が定着してくれないという会社によさそうだと思います。
こんな制度がある会社で働きたい!と思っています。